普段、善行の人間が「魔が差して」悪行に及ぶことがある。
この魔とはどこから来るのか。
天から降るでもなく、地から湧くでもない。
邪や魔は自分自身の心の隅に蹲っている。
自分の徳行や善行を邪魔するのは、
心の隅に居る「邪」と「魔」である。
それを抑えて生きているのが常徳。
邪魔は自分の徳を妨げ、人に迷惑を掛け、我欲を強くする。
自分自身を管理しない人間は「理の管」が通っていない。
心から心に配る「理の管」が通らなければ、
邪魔を防ぐことは難しい。
邪魔を創るのは自分自身の心、
邪魔を成敗するのも自分自身の心。
常に自分の心を修める学びを心掛けること。
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