誰が指示するわけでもなく草花は同時に育つ。
地域によっては開花の時期は違えども、
その場においてはほぼ同じ時期に開花する。
開花をしては実を結び、やがて散る。
天地自然の万法とはまさに「和同」である。
喧嘩することもなく、仲間を潰すこともなく、
互いに活かし合いながら生きている。
草花や樹木に脳はない。
しかし、天地自然の万法に逆らうことなく、
素直に育ち、次の世代を育てている。
植物の相はまさに人生の師であり、
仁徳の教えである。
大いに学びたい「協和」と「和同」「大同」の心。
草花や樹木を見詰め、自分自身の人生を省みよう。